2014年4月6日日曜日

テレビ東京、小谷真生子・ニュースキャスターを切る

 体制順応主義(conformism)。自分の意見をもたず、周囲の人々(集団)の意見に同調すること。
 加藤周一氏は、戦前と戦後に変化した事象が多い中で、体制順応主義が変わらずに残っていることを強調した。それは人々が目に見えない圧力を感じ、自ら支配権力に迎合することを意味している。

 http://www.gakushikai.or.jp/magazine/archives/archives_770.html

 またかつて経済学者の森嶋道夫氏は、『なぜ日本は没落するか?』で日本の若者に「はき」がないことを日本が必ず没落する理由の一つにあげている。「はき」とは何か? 自分の頭で考え、はっきりと自分の意見を表明をすることである。

 しかし、その理由、少なくとも一つの理由は明らかである。これも加藤周一氏がのべたように、目に見えない圧力を感じているからだ。テレビ東京はもちろん明示しないが、小谷真生子が切られたのは、安倍政権に対してテレビ東京が(もし政権からの圧力がなかったならば)みずから屈服したことを意味している。

    http://ameblo.jp/miffy3616/entry-11807501442.html

 ちなみに、夏目漱石も『草枕』で、近代日本が個々人の意思にかかわりなく否応なく、人々を機関車に乗客のように特定の方向に運んでいることを述べている。

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