2015年10月12日月曜日

アベノミクス・アベノポリティクス劇場 寸劇(続)

 閑話休題第2回目。
 以下は、実在の人物の名前を使っていますが、フィクションです。ただし、現実の出来事に関係なくはありません。

1)TPP
榊原「安倍首相、TPP大筋合意にたどりつくことができました。ありがとうございます。」
安倍「な〜に、僕はただ選挙で「TPP断固反対」と言って有権者を騙しといて、秘密交渉に  参加しただけですよ。秘密だから、国民は内容を知らないし、マスコミも世論調査で  国民の多数が賛成と盛り上げてくれたもん。」
榊原「いや〜、首相もそういうことになると、悪知恵がはたらきますね〜。」
安倍「どういう意味かな? ところで、献金よろしくね。赤字のあと利潤をあげても、し  ばらく法人税を支払わなくてもよくなる制度つくったの自民党だからね。TOYOTAも  恩恵をこうむったんだから。」
榊原「もちろんです。でもちょっとまけてよ。首相も世界一企業がやりやすい国を創ると  言ってるじゃないですか。TPP万歳。」
安倍「ただ、ヨーロッパでも、TTIPに反対する国民運動が起きているし、僕の嘘もばれて  きてるから、今度の選挙が心配なんでよね。」

2)TPP その2
オバマ「僕も、TPPには反対するといって民主党の支持者を騙しておいて、大統領になって  から、秘密交渉に参加した。そうしないと、大企業から政治献金が来なくなるから   ね。Change. Yes, we can.  Yes, you can.」
甘利「Change の意味が違うと思います。それはそうと、本当のことを言うと、TPP、少し  不安なんです。アメリカ企業が ISD 条項を使って日本政府を訴え、何十億円、何百億  円と賠償金を要求しないか。ラチェット条項のためにいったんTPPに参加したら、二度  と脱退できなくなるし、アメリカのアグリビジネス(農業企業)のために安全基準が  引き下げられて日本国民の健康が損なわれるかもしれないし、他にも医療、保険、サ  ービスなど、問題が山積。もちろん日本国民には内緒にしてますが、・・・」
オバマ「Shut up. それ以上話していはいけない。CIAが盗聴しているかもしれない。スノ   ーデンのような人がリークするかもしれない。それに、アメリカ企業が利益をあげ   ると、そのおこぼれが日本企業にもあるはず。これは「トリックル・ダウン」の国際  版。私の経済学、オバマノミクスです。」
甘利「そんなもの誰が信じるか。」
ヒラリー「大丈夫です。アメリカの国民、特に民主党の支持者は反対しています。私が大  統領になったら、TPPひっくり返します。」
甘利「(独白)この人も change するのか? それとも本当にひっくり返すつもりか? 俺  はいままで何をしていたんだ。」

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