2015年10月12日月曜日

自民党 迷言の数々 


 自民党政治家の面々の迷言をまとめてみました。
 ジョン・ガルブレイスも言うように「忘れることほど政治家にとって都合のよいことはない」。忘れないようにしましょう。様々なサイトを利用させてもらいました。典拠は示しませんが、ほとんどが報道されたものなので、間違いないと思います。
 このようにブログに迷言を載せるというのは、実になさけなく、やりがいのないことですが、政府がここまで劣化した以上は、しかたありません。( )内に私の感想付き。

礒崎陽輔・首相補佐官「法的安定性は関係ない。」(安保法案に関連して。これから日本は不安 定な国になりそうですが、それでもよいそうです。)
礒崎陽輔・首相補佐官「時々、憲法改正草案に対して、「立憲主義」を理解していないという意 味不明の批判を頂きます。この言葉は、Wikipediaにも載っていますが、学生時代の憲法講義で は聴いたことがありません。昔からある学説なのでしょうか。」

柴山昌彦「私も弁護士なのでその批判は承知。しかし当該概念が絶対普遍的とは言えず、エジプ トなどに見られるとおり平和の危機を単純に「権力の乱用」と捉えられない現状がありますよ ね。」
柴山昌彦「自民党の改正憲法草案を「世界の非常識」と主張する人がいるが、70年近く憲法が指 一本触れられず、堂々と明文に反する解釈が行われている現状の方がよほど世界の非常識だ。」
柴山昌彦「ですから、左に落ちかけた旧来の価値から常識的と言われる方が問題なのです。」
柴山昌彦「現行憲法は価値相対主義に立脚している。しかし噛み付いてくる人は、その価値相対 主義が絶対的に大事で普遍的だと言い張るところで矛盾を犯していることに気付かない。ケル ゼンの「船を沈める自由」を思い出す。」
柴山昌彦「明文を無理に守って国益をズタズタにしたのは民主党でしょ?」

高村正彦「その最高裁の判決の法理に従って、何が国の存立をまっとうするために必要な措置か どうか、ということについては、たいていの憲法学者より私の方が考えてきたという自信はあ る。」

石破・幹事長「特定秘密反対デモはテロと同じ。主張を通りしたいのなら、民主主義に従うべき だと思う。」(違憲の法律は許されるらしい。)

某一年生議員(衆議院特別委員会)「生産者と消費者、双方がウイン・ウインとなるような数値 にすべき。」(食品における放射能規制について。何かと勘違いしているのでは?)

菅・官房長官「全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる。」(どれほど?)

森嘉朗「日本の国は、まさに神の国であるということを国民にしっかりと承知していただくという 思いで(神道政治連盟は)活動してきた。」

NHK(安倍首相のヤジについて)「自席発言」(ということは正式な発言か?)

平沢勝栄(安倍首相の元家庭教師)「俺が見たからあんなに馬鹿になったんじゃない。俺が見た からあの程度の馬鹿で済んだんだ。」

衛藤晟一・首相補佐官「米国が『失望』と言ったことに我々のほうが失望だ。米国は同盟関係の 日本を何でこんなに大事にしないのか。」

萩生田光一・自民党総裁特別補佐(安倍晋三首相の靖国参拝に対する米政府の「失望」という批 判に対して)「共和党政権時代にこんな揚げ足をとったことはない。民主党政権だから、オバ マ大統領だから言っている。」(その通りですが・・・)

本田悦朗・内閣官房参与(首相の経済ブレーン)「(靖国参拝した)首相の勇気を評価する。」 (19日付けウォール・ストリート電子版でのインタビュー)

籾井勝人・NHK会長「従軍慰安婦は今のモラルでは悪いんですよ。戦争をしているどこの国にも あった」「日本だけが強制連行したみたいなことを言っいるから話がややこしくなる。お金を よこせ、補償しろと言っている。しかしすべて日韓条約で解決している。なぜ蒸し返されるん でしょう。おかしいでしょう」「国際放送で明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右 ということを左という訳にはいかない」(就任会見)

高市早苗(ヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェクトチームの会合)「ヘイトスピーチ規 制を国会周辺デモなどにも適用できるようにしよう。」(ヘイト・スピーチの意味を知らない らしい。)

中谷元・防衛相(安全保障関連法案について)「現在の憲法をいかにこの法案に適応させるか。」(・・・・)

高村正彦・自民党副総裁「十分に理解が得られなくても決めないといけない。」

安倍晋三(無関係な発言。約束は破られ、下手な言い訳がなされる。)
「日教組—! 日教組—!」(ヤジ自席発言、NHK流に言うと「自席発言」)
「健康問題については今までも現在もそして将来も全く問題がないことをお約束します。」
「憲法上はね原子爆弾だって問題ではない。小型であれば。」
「世界で一番企業が活躍しやすい国の実現。それが安倍内閣の基本方針です。」(残念なことに、この約束だけは実現されそうだ。)
(TPPに関する選挙ポスター)「TPP交渉断固反対。ブレない。自民党」
「私たち自由民主党は、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り、TPP交渉参加に反対する」と明 確にしました。そのほかにも国民皆保険制度を守るなど五つの判断基準を掲げています。私た ちは国民との約束は必ず守ります。」(TPP交渉参加表明記者会見)
「私は、皆さんの不安や懸念をしっかり心に刻んで交渉に臨んでまいります。あらゆる努力によ って、日本の「農」を守り、「食」を守ることをここにお約束をします。」TPP交渉参加表 明記者会見)
「TPPへの反対は、自民党を支持した皆さんにもありました。私は、全力で、説得しました。そ のうえで、交渉参加に断を下しました。」(あれ?)
TPPをつくるのは、歴史の必然です。」(だったら何故「断固反対」という。)
(「基本合意」の報道を受け)「新たなアジア・太平洋の世紀の幕開け。」
「固い、岩盤のような日本の規制を、私自身をドリルの刃(やいば)として、突き破ろうと思っています。」(安心して生活するための規制を破壊か? こわい。)
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている。」
汚染水は完全にブロックされている。世界で最も厳しい安全基準がある。」(どのような根拠 ・基準があるのでしょうか?)
「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されていま  す。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすこと はありません。 」(IOC総会プレゼンテーション)
(東京オリンピックに対する原発影響について)「健康問題については、〝今までも、現在も、 そして将来も!全く問題はない!!〟という事をお約束いたします。」(IOC総会プレゼンテ ーション)
「消費税収は、社会保障にしか使いません。当然、歳出の無駄は不断に削減していきます。」  (2013101 消費増税決定記者会見)
「私が考えを述べるのは言論の自由だ。」(民放のテレビ番組に出演中、内容に注文をつけたこ とを批判され。考えを述べるのは自由ですが、圧力をかけるのは・・・) 

安倍晋三
国会討論から(意味不明の発言をじっくり堪能ください。)
志位(日本共産党)「他国の武力行使と一体でない後方支援ならば武力の行使とみなされない」 という国際法上の概念が存在するのか否か、端的にお答えください。国際法上の概念です。
安倍晋三(首相)「一体化」論についてはですね、これは、国際法上の観点から議論しているこ とではなくて、憲法との関係において概念を整理したものであります。それはもう、委員長も ご承知のとおりでありまして、憲法の、いわば禁止する武力の行使に当たらないという、いわ ば後方支援、一体化しない後方支援というものを憲法との関係の概念で申し上げているわけで ありまして、国際法との関係ではないわけであります。
志位「いま、総理は、国際法上の概念ではないという答弁をおっしゃいました。さらに明確に聞 いていきたいと思います。」
志位「武力行使との一体化」論こそ、世界で通用しない議論ではないか

首相 (答弁できず)兵 站は安全な場所を選んでおこなう

志位 兵站は軍事攻撃の格好の標的、自衛隊が兵站をやって いる場所が戦場となる
志位「この問題で、政府は、明確な答弁をしております。
 たとえば、1999年2月の衆議院外務委員会で、当時の外務省・東郷(和彦)条約局長は、 次のような答弁をしております。
 「武力行使との一体化、これは、我が国がみずから直接武力行使をしていないとしても、個々の具体的状況によっては我が国も武力行使をしたとの法的評価を受ける場合があり得るとする考え方でございますが、自衛のための必要最小限の範囲を超える武力の行使を禁じている日本国憲法との関係で用いられている概念でございます。
 したがいまして、国際法上はこのような武力行使との一体化という確立した概念が存在するわけではございません…、…武力行使との一体化の英訳についても確定したものがあるわけではないわけでございます」
  国際法上は、概念そのものが存在しない、英訳すら確定したものがない(と言っている)。 総理は、私に対して、「世界で通用しないといったご指摘は当たらない」と答弁されたんです ね。しかし、「武力行使と一体でない後方支援」という議論こそ、世界で通用しない議論では ありませんか(「そうだ」の声)。いかがですか。世界で通用しないとお認めください。(拍 手)
安倍「先ほどですね、私はまさに、国際法上の概念ではなくて、憲法との関係で一体化しないと いう話について申し上げたわけでありますから、東郷局長もその考え方と同じ答弁をされてい るわけでございます。
  そこで、志位委員長とですね、私は、この世界の常識等々について議論したということは、 必ず兵站は狙われるという議論のなかにおいて、必ず、いわば戦闘に巻き込まれるという議論 の中において、質問があったわけでございますから、私はそうではなくてですね、兵站という のは極めて重要であり、いわば兵站においていろんな物資を届けるわけでありますから、そこ がもちろん脆弱(ぜいじゃく)性があるわけでありまして、だからこそ安全な場所を選んで、 そしてその届ける物資が奪われてしまってはですね、まさにこれは大変なことになるわけであ りますから、だからこそ、われわれはそうはならない場所を選んで後方支援をしていくという ことについてお話をさせていただいたわけでございます。
志位「兵站は安全な場所を選んで行うとおっしゃいましたけれども、兵站は軍事攻撃の格好の標 的になる。軍事の常識です。そして、自衛隊が兵站をやっている場所が戦場になるんですよ。
  私が聞いた質問にお答えになっていない。「一体化」論というのは、世界で通用しない議論 だとお認めください。いかがですか。」
安倍首相「つまりこの、この、「一体化」論というのはですね、これはもう従来から答弁をして いるように、憲法との関係において「一体化」論をわれわれはとっているということは申し上 げているとおりでありまして、これは国際法上、それが「一体化」論というのが通るというこ とを私が申し上げたことは一回もないわけでございます。
  その中においてですね、その中において、このいわば後方支援をどのように実施をするかと いうことについて、これは必ず戦闘に巻き込まれるわけではない、必ず戦争に巻き込まれると いうご議論がございましたから、そうではなくて、われわれは、むしろ、こうした物資を届け る場所、大切な業務ではありますが、大切な物資を届けるからこそですね、安全な場所で相手 方に渡す、これがいまや私は常識ではないかと、このように申し上げたわけでございます。」
志位「国際法上は(「武力行使と一体でない後方支援」という)概念そのものがないということ について、総理は否定できませんでした。これは、世界で通用しない議論なんです。」
志位「世界のどこにも通用しない議論を盾に、憲法違反でないと詭弁を言い募ることは断じて許 されない。」
志位「総理の諮問機関である安保法制懇に参加したただ一人の憲法学者である西修氏は、「武力 行使との一体化」論について、「不明確性、非現実性、非論理性、非国際性、無責任性という 5点において、基本的な問題がある」と批判し、先の外務省の答弁を引用して「政府自身が国 際的には説明できないと告白している」と指摘しております。
  自衛隊の活動地域を世界的規模に拡大し、地球の裏側までの派兵を可能にしながら、「武力 行使と一体化しない」などという世界のどこにも通用しない議論を盾に、自衛隊が行う「後方 支援」はあくまで武力の行使に当たらない、憲法違反ではないなどという詭弁(きべん)を言 い募ることは断じて許されるものではありません。
  憲法9条に違反する戦争法案を即時廃案にすることを強く求めて終わります。(大きな拍  手)」

櫻井・参院議員(民主党)「追加緩和の影響で円安が進行している。円安はアベノミクスの副作 用だ。」
安倍首相「日銀の追加緩和は概ね良い。株が上がれば、資産効果で株を持っていない人にも経済 効果がある。」(私には、ありませんでした。)
櫻井・参院議員「十数ヶ月も連続して実質賃金が低下している。」
安倍首相「だんだん物価上昇に賃金が追い付いてきている。」
 (残念ながら、賃金は追い付かず、実質的には低下しました。)


1 件のコメント:

  1. 経済 効果がある
    こんな風にスペースが開いてるのはわざとなんですか?

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