2014年2月20日木曜日

ILO 『賃金主導型成長:経済復興のための公正な戦略』を推薦する


 賃金主導型の成長
 これこそ私が主張している戦略に他なりません。
 しかも、それは現在世界の多くの優れた研究者によって主張されています。
 以下は、現在世界で最も注目されている経済学者(Marc Lavoie とEngelbert Stockhammaer 氏の編著、ILO)の出版した本の紹介の紹介です。
 Marc Lavoie to Engelbert Stockhammer 氏は、これまで精力的に研究を公表してきましたが、それをまとめたものです。


 「本書は、資本(大企業)を優遇する分配への移行と所得不平等の拡大が経済成長を抑制し、経済的な不安定性を増したことを主張しています。それは賃金の抑制のリスクが現実のものとなっており、また負債主導型(欧米日のバブル型のこと)および輸出主導型の戦術(日本やドイツを始めとして)が多くの国で追求されているが、これらの経済問題と結びついていることを示しています。
 一方、本書は、賃金主導型の復興のための政策インプリケーションと戦術を分析し、賃金主導型の復興が、消費支出を維持するために必要な家計債務の拡大と、また賃金抑制に基礎を置く新重商主義的政策と結びついたグローバルな問題を軽減することを示しています。その発見は、機能的な所得分配の「バランスを回復する」必要を示しています。賃金を優遇したこの「バランスの回復」は公正で持続可能な成長の本質的な要素であり、強固な政策調整を求めます。賃金主導型成長は、現在および将来の研究者ならびに政策担当者にとって有益な共通の枠組みを提供しています。  
 Palgrabe Macmillan社との共同出版であり、労働研究における進展シリーズの一部です。
 目次
  序論
  1 賃金主導型成長:概念、理論および政策
  2 賃金シェアーの低下の原因。機能的所得分配における決定要因の分析 
  3 総需要は賃金主導的か利潤主導的か? グローバルモデル。
  4 賃金主導型または利潤主導型供給。賃金、生産性および投資
  5 大不況とグローバル不均衡の原因としての所得不平等の役割
  6 金融化、金融・経済危機、および賃金主導型復興のための要件と潜在的可能性」

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